サイドカメラ取付の付帯作業(レガシィ/BHE)
2020/05/26
サイドカメラを左側ドアミラー下に取り付けるまでに行う、ドアミラーの取り外しやドアの内張等の外し方などです。
内張り(ドアトリム)の取り外し
サイドカメラを取り付けるには、カメラコードの配線を室内まで通す為、助手席側の内張り(ドアトリム)を取り外す必要があります。
1.スピーカー(ツイーター)
ドアミラー固定ボルトや配線を隠しているカバー(スピーカ付)を取り外します。
刺さっているだけなので、手前に引く感じで!
スピーカーのコネクターを分離して取り外し完了。
2.アームレスト
アームレストにある化粧カバーを取り外したところ1か所にネジ(スクリュー)があるので取りはずします。
3.パワーウインドウSW
パワーウインドウのスイッチを外し、コネクターを分離します。
ドアトリムを固定しているネジ(スクリュー)も忘れずに取り外し。
4.ドアノブカバー
ドアノブカバー内の化粧カバーを取り外し、ドアトリムを固定しているネジ(スクリュー)も取り外します。
次にドアノブカバーを取り外します。
5.ドアトリムAssy(内張り)
ドアトリムを固定しているクリップ8カ所を外して、ドアトリムを上方へ引き上げて取り外します。
またドアランプ(ステップランプ)のコネクターも分離します。
ドアミラーの取り外し
助手製側のドアトリム(内張)が外れたら!
1.ドアトリム
左ドアミラー(アウターミラー)本体を取り外す準備として、ドアトリム(助手席側)を取り外します。
↑済を前提に進みます。
2.左ドアミラー
2-1.コネクター
電動格納やミラー角度調整などの配線コネクター接続部分を分離。
2-1.固定ボルト
ドアトリムが外れたら、ドアミラーを固定している3箇所のボルトを取り外します。
あとは慎重にドアミラーを取り外します。
ドアミラー分解
サイドカメラ本体を左側ドアミラー下に取り付ける場合に、カメラ本体ケーブルの引き回しをどうするかを探るために、ドアミラー(アウターミラー)を分解します。
そこでドアミラー分解をの工程を紹介してみます。
※車両に取り付けた状態で分解してみました。
1.ミラー(鏡)
ヘアドライヤーで、ミラーの縁(黒い部分)を温めてから、精密ドライバー(マイナス)等を慎重に鏡の縁に挿入し、鏡部分を取り外します。
黒い縁の部分に鏡がハメ込まれている感じです。
2.ミラーヒータ配線
この車両は、ミラーヒーター装着車なので、ミラー裏側の端子(左右)を分離します。
3.ベース
詳細な名称は不明ですが、ミラーがハメ込まれていた黒い面の中に見えるネジを取り外し、ベース部分を取り外します。
↓
↓
この状態では、サイドミラー内をカメラケーブル(コネクタ含む)が通りそうな隙間は見つかりません!
そこで更に分解を進めたいところですが、車両に固定された状態では、モータを固定しているネジを緩めることが厳しいので、サイドミラーを車体から取り外します。
普通のドライバーだと赤丸のネジにアクセスすると、ドライバーの柄が車体(ドア)と干渉してしまい、まっすぐに入りません。
工具次第では、緩めることも可能かと思いますが、結論を先に申すと、カメラケーブルを配線するためには、ドアミラー本体(Assy)の取り外しが必用です。
それでは先に進みます!
4.モーター固定ねじ
3カ所あるうちの1か所でトラブル発生!
ネジの溝が…
先の2カ所は、特に問題なく緩んだのですが、1か所はネジ頭の形状が違うのか、同じ工具で違う結果に!
ネジ溝を潰しにくいタイプのドライバーを使用しているのですが、ダメでした(汗
摩擦力をアップする液なども加えて、さらに慎重に回してみてどうか!?
仕方ないので、ネジ外しビットを使用して、緩めにかかったのですが、ここで更なる問題が発生。
選択したサイズが悪かったのか、ネジにガッツリ噛みこんだ状態で、ビットの先が外れてしまい抜くに抜けない状態に。
そのビットの先を取り外すため、カラーの部分(両面テープ止め)を取り外しました。
カラーを外すことでギリギリ、バイスプライヤーではさめるように。
そのためカラー部分が無い画像がありますが、このためです。
その後、ビットを太いもの変更し、なめたネジの取り外しに成功!
配線スペース
モータ部分を分離することが出来ましたが、配線を通す隙間が全く見当たりません!
既存の配線はモータの下から出ている上に金属プレート内を通過しています。
ドアミラー内をカメラケーブルを通すことは不可能!
By筆者の見解
しかしカメラの取り付けを諦める訳には行きません。
そこで、既存の配線が、その先どのようになっているかを確認。
こちらも結構ギチギチの様相です。
ただ全く可能性が無い訳では無いようです。
スポンジをかき分けて、カメラケーブルを通すスペースがないかチェックしてみたところ、可能性は有りと判断しました。
ということで、カメラ取り付け位置とカメラケーブルのルートをイメージすることが出来ました。
ただ当初の予定では、埋め込みタイプと貼り付けタイプのカメラ二台の取り付けを予定していましたが、埋め込みタイプは諦めることにしました。
可能か不可能かと問われれば、可能性はあるのですが…。
カメラ取り付け位置
ドアミラー下の付け根あたりに取り付けることにしました。
左ドアミラーの加工
サイドミラー本体内の配線は無理なので、別ルートで配線することにします。
そこでドアミラーの一部を加工します。
加工といっても1か所に穴を開けるだけです。
1.穴あけ
正式名称は不明ですが、基台(画像参照)に6mmの穴をあけます。
サイズは、マルチカメラ(CX-C30MF2)のカメラ側ケーブルのコネクターに合わせています。
もう少し小さい穴でも問題ないかも!?
2.カメラ取り付け(仮)とケーブル引き回し
あけた穴からマルチカメラ(CX-C30MF2)のカメラ側ケーブルを挿入し、カメラをテープで仮止めです。
既存配線のわきに若干隙間があるので、そこへコネクターから挿入。
少しプラスティックをカットして、配線ルートを作っています。
あとはスポンジを元に戻して、この工程は完了です!
カメラ2台の場合
こちらは想像ですが、こんな感じならカメラ2台の取り付けも出来たのではないかと。
サイドミラー内に一か所穴をあけて、一旦カメラケーブルを外に出します。
その後は、上記で説明している配線ルートにて室内方向へ。
基台に開ける穴を少し大きくして、二本のケーブルを通すか、それとも穴を二か所にするか?
さらには、鏡が付いているベース部分を取り付けた時に、埋め込んだカメラとの位置関係が非常に微妙な印象です。
その為、きめ細かに取り付け位置を決める必要がありそうです。
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